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【耳鳴りとは】
では、その耳のメカニズムから説明していきます。
耳には外耳、中耳、内耳と3つの器官があります。
外耳には集音器としての役割があるために、耳が外側に大きく広がっています。
そのため、外耳は音を集める役割をしているのです。
この耳から鼓膜までを外耳と呼びます。
この集めた音が振動して中耳へと伝わります。この中には人体最小の骨と呼ばれるツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨の3つの骨があります。鼓膜に伝わった振動がこの骨に行きカサカサと揺れて更に振動を増強して内耳へと伝えます。
この振動が内耳にある蝸牛へと伝わり、蝸牛の中のリンパ液に波を起こして、その波の揺れが電気信号へと変わり神経を伝わって脳へと伝わり『音』として感じることができるのです。
この聴覚伝導のルートのどこかに問題が発生すると脳への電気信号が小さくなってしまいます。
そうすると、脳は過敏になり小さな音も聞き取ろうと働きます。
そのため、普段聞えないような音まで聞こえるようになってしまうこの現象を『耳鳴り』といいます。
音を聞く際に必要な有毛細胞の誤作動により、有毛細胞がず~と揺れていて『耳鳴り』になると言われています。
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この耳鳴りで悩んでいる患者は国民全体で10%以上といると言われています。
日本国民は1億3,000万人いるので、その10%となると1,300万人の患者さんが耳鳴りで悩んでいるということになります。
そして、耳鳴りで悩んでいる患者様のほとんどがドクターショッピングをしているというデーターもあるのです。つまり、どこの病院に行っても耳鳴りを治せないということなんです。
耳鳴りを感じている方の9割は難聴を伴うので、耳鳴りを感じる患者様は、相手の会話している言葉が聞きとりにくくなります。大人数で話す時や雑音がある中での会話は、大変聞きとりにくくなります。そうすると、何度も聞き返してしまい、相手に悪いな、と思ってしまい、次第に聞き返さなくなり、聞こえたふりをするようになってしまいます。
すると、増々、人との会話を怖がるようになってしまいます。そうしているうちに、自宅に引きこもりがちになってしまい、その結果、マイナス思考が重なり、挙句の果てには『うつ病』になってしまうという、負のスパイラルにおちいってしまう、大変怖い病気が『耳鳴り』なんです。耳鳴りで、人生を台無しにしては元も子もありません。
また、耳鳴りを発症する方は認知症になりやすいというデータもあります。
しかし、日本で一番有名な大学病院にかかって耳鳴りを診てもらって治らなくても、当院では『どんな耳鳴りでも9割は治ります』のでご安心頂き、引き続き文章をお読みください。
【耳鳴りの原因】
耳鳴りの原因には病的原因、肉体的原因、精神的な原因の3つがあります。
①病的な原因としては、
突発性難聴、脳卒中、聴神経腫瘍、メニエール病、高血圧、糖尿病 、妊娠、頭痛、首肩こり、顎関節症、ケガなどの外傷後の痛みに伴うものなどがあります。
②精神的な原因として、
人間関係や仕事などによるストレスによるもの。
このタイプの方は完璧主義者に多いように感じます。また、このタイプの耳鳴りの方は悪化しやすい特徴があります。
自律神経失調症、更年期障害、うつ病、不安神経症など
③身体的な原因として
加齢、生活習慣、睡眠不足などの疲労、騒音などにより自律神経が乱れていしまい起こるもの。
耳鳴りは健康な人でも、ほとんどの人が、防音室の中など静かな場所では耳鳴りが聞こえてしまうことが多いのです。これを「生理的耳鳴り」と呼び正常な方でも8割は感じるものです。心臓の拍動の音や呼吸音がそれにあたります。
正常な方も実際に寝る前など静かな場所で耳を指で塞いでみてください。きっと聞こえると思います。
しかし、静かな場所ではなく、日常から耳鳴りがあると生活に支障でてしまうために、とても辛く、不安になりやすいものです。
こうした辛い耳鳴りに悩まされている方には、まず以下の質問票にお答えいただき、重症度をみていきます。
【耳鳴りによる心理的苦痛、生活支障度チェックテスト】
次の25問の質問に答えて下さい。
必ず次の3項目からどれか1つをお選び下さい。
よくある (4点)、たまにある (2点)、ない (0点)とします。
すべての質問について点数を出して最後に点数の合計を出して下さい。
1.耳鳴りのために物事に集中できない。
2.耳鳴りの音が大きくて人の話が聞き取れない。
3.耳鳴りに対して腹が立つ。
4.耳鳴りのために混乱してしまう。
5.耳鳴りのために絶望的な気持ちになる。
6.耳鳴りについて多くの不満を訴えてしまう。
7.夜寝る時に耳鳴りが妨げになる。
8.耳鳴りから逃れられないかのように感じる。
9外出時に耳鳴りが妨げになっている。
10.耳鳴りのために挫折を感じている。
11.耳鳴りのために自分がひどい病気であるように感じる。
12.耳鳴りがあるために日々の生活を楽しめない。
13.耳鳴りが職場や家庭での仕事の妨げになる。
14.耳鳴りのためにイライラすることがある。
15.耳鳴りのために読書ができない。
16.耳鳴りのために気が動転する。
17.耳鳴りのために家族や友人との関係にストレスを感じる。
18.耳鳴りから意識を逸らすのは難しいと感じる。
19.自分一人で耳鳴りを管理していくのは難しいと感じる。
20.耳鳴りのために疲れを感じる。
21.耳鳴りのために落ち込んでしまう。
22.耳鳴りのために体の事が心配になる。
23.耳鳴りとこれ以上は付き合っていけないと感じる。
24.ストレスがあると耳鳴りがひどくなる。
25.耳鳴りのために不安な気持ちになる。
【合計得点】
0~16点:軽度の耳鳴り
耳鳴りで困っていることはと聞くと「特にない」という人や漠然とした心配がある人
18~48点:中程度の耳鳴り
耳鳴りで困っていることはと聞くと「病気の前触れでは??」「耳鳴りがずっと続くのではないか心配」と思う方。耳鳴りでイライラしたりするが不眠とまではいかないが、たまに耳鳴りが心配で寝れない。寝つきが悪い方。
50~100点:重度の耳鳴り
強いイライラを感じ、集中力が低下している。耳鳴りのせいで眠れなく不眠を訴える方。
50点以上の方は心理的苦痛や生活の支障度が高いとされています。
心理的苦痛で多いもの、病気の心配、不安・怒り、うつ
生活支障で多いもの、集中力の低下、眠れない、社会的生活ができない、などがあります。
その中でも、仕事ができない程の耳鳴りで、その結果、仕事を辞めたり、自宅に引きこもるようになってしまった方は『うつ病』の可能性が高くなります。全耳鳴り患者様の5%は『うつ病』であるとされています。また、耳鳴りの9割は難聴を伴っています。難聴を発症すると、男性は3倍、女性は1.9倍、『うつ病』になりやすくなるとのデーターもあります。
つまり、耳鳴りが50点以上の方は『うつ病』の一歩出前の状態に追い込まれているということになります。そのため、『うつ病』を発症する前に、早急に当院の鍼灸施術が必要になります。
※上記のテストにより、ご自身の耳鳴りの状況がわかると思いますが、耳鳴りは基本的には悪化していき重症化します。そのため、軽度の耳鳴りでも早い段階から施術を始める事により少ない施術期間と、少ない施術回数で耳鳴りが改善してしまうので、耳鳴りがある方はお早めに無料相談にてご相談ください。
📞無料相談 03-6413-7803
最近の研究で耳鳴りは主に、
拍動性耳鳴りと非拍動性耳鳴りと自覚的耳鳴りの3つに分類されます。
① 拍動性耳鳴り
心臓の拍動に合わせて聞こえる、または一定のリズムで水が流れるような音が聞こえると訴える方は拍動性耳鳴りを疑います。拍動性耳鳴りは動脈硬化で硬くなった血管の中を血液の流れる音を聞いている可能性があります。
原因としては、血管狭窄や血液がドロドロ、高血圧などがあります。そのため、持病に高脂血症、高血圧がある方は注意が必要です。
拍動性の耳鳴りがした場合は一度、病院にてチェックする必要があります。
耳鳴りが急に大きくなって、ドクドクと血管のような音がした場合はかなりの確率で動脈瘤の可能性が高くなります。
その他にも動脈硬化・高血圧・偏頭痛などが原因でも起こります。拍動性診耳鳴りは女性に多い傾向があります。健康な人でも運動後になることがある。
② 非拍動性耳鳴り
非拍動性耳鳴りのもっとも多い原因は、難聴が起因として起こるものです。
その難聴には、大きく2つの原因があります。
難聴の原因は加齢とストレスの2つが関係していると言われています。
ストレスが強くなってしまうと耳鳴りも強くなってしまうのです。
③自覚的耳鳴り
本人にしか聞こえない耳鳴り。
耳鳴りの多くはこのタイプで、体内に音源はありません。
外耳から聴覚中枢にいたる聴覚伝導路に何らかの異常がある可能性がある。
【難聴によって起こる耳鳴り】
このタイプは老人性難聴・騒音性難聴・突発性難聴など内耳が原因となる耳鳴りとなります。 内耳による耳鳴りは耳鳴りの中で最も多く報告されています。
難聴になると、聴覚の電気信号が脳に伝わりにくくなってしまい、脳がそれを少しでも聞き取ろうとして、普段聞えないような小さな音でも聞こえてしまうといった、聴覚過敏が起こる結果、耳鳴りがすると言われています。
この場合は難聴を治療すると同時に、聴覚に対して過敏になって小さな音を懸命に聞き取ろうと頑張っている脳に対しても治療をする必要があります。
【聴覚検査に異常が見られない耳鳴り】
このタイプは「無難聴性耳鳴」と呼ばれます。
耳鳴り患者さんの約1割に、こうした聴覚検査で異常のない耳鳴りがみられます。
心因性などの原因が関係しているとも言われていますが、現状では耳鳴り他覚的検査法がないため、この無難聴性耳鳴の発生メカニズムの原因がはっきりしていません
西洋医学では「音響療法(TRT療法)」や「カウンセリング療法」などを主体に治療が行われています。音響療法は最低でも半年、長いと2年間通院しないと変化が出ないとされています。それでも治らない場合もいくらでもある療法なんです。
それでも、やってみたいですか??
時間とお金の無駄だと私は思います。
そして、音響療法は何より痙攣している有毛細胞に音刺激を与えてしまうので当院の考え方からすると絶対禁忌な治療法になります。音を聞くから痙攣しているのに、さらに音の刺激を与えたら耳鳴りは感じにくくなりますが、寝ている時間まで音を聞き続けてしまうので、体は休まらず、根本のストレスは強くなってしまうからです。
この療法で例え耳鳴りは落ち着いても自律神経失調症は悪化してしまうのです。
しかし、西洋医学では、その方法以外にいまだに耳鳴りに対する有効な治療法は確立されていません。
【痛みによって誘発される耳鳴り】
頭痛や首肩こり、顎関節症、外傷後など、様々な痛みに伴って耳鳴りが発生することがあります。
痛みやしびれは、体のその局所で痛みを感じているように感じられますが、実はその痛みの感覚を感じているのは脳なのです。
体のどこかに痛みがあると、その痛みの情報が神経を伝わり脳へと運ばれます。
この〔局所→脊髄→脳〕と伝わる伝達経路に問題があると、誤って痛みの情報が伝わって耳鳴りとして発生してしまうことがあります。
このような場合は、慢性的な痛みやしびれを緩和することにより耳鳴りは自然に治まっていきます。
【浮腫みによって起こる耳鳴り】
足がむくみやすい方、妊婦さんなどは耳鳴りが起こりやすくなると言われいます。
これは、体の血液循環が滞ることで耳への血流も悪くりなり、その結果、耳の中の内耳にむくみが起こってしまい耳鳴りが発生していると言われています。
特に貧血傾向の方、高齢妊婦に多く耳鳴りが発生しております。
このタイプは体の中に溜まってしまった水分を外に出すことがとても大切になります。
この状態を東洋医学では湿気の邪気が体内に溜まった状態として『湿邪』と呼びます。
この湿邪を取り除くことによって内耳のむくみを改善し耳鳴りを治療していきます。
耳鳴りが酷くてどうにか治して欲しいという患者様が多くいます。人によっては、ずっとジェット機が耳のそばで鳴っていると言う方もいるほど耳鳴りは辛い症状なのです。
私がお会いした患者様で印象的なのは、『耳の聞こえは戻らなくてもいいから、耳鳴りを抑えて欲しい、だから聞こえの神経を手術で切りたい』と医師に言われた方がいました。
この方は手術で内耳破壊術、蝸牛神経切断術をしたのですが、耳鳴りが結局治まらず、当院に来院され、鍼灸で耳鳴りを抑える事ができましたが、それだけ耳鳴りは辛いものなのです。つまり、耳鳴りは神経や内耳が原因でない場合があるのです。
では、なぜ耳鳴りはそんなに辛くなってしまうのでしょうか?
それは、音を感受する聴覚野と、不安を感じる脳の領域の大脳辺辺縁系はとても近い位置にあるため、感覚中枢である視床を介して神経が一部入り混じっています。
そのため、聴覚野で耳鳴りをいったん『不安な音、不快な音』と感じてしまうと、近くにある不安を感じる大脳辺縁系が不安を感受し活性化するため、余計に不安や不快感が増強してしまうのです。
①耳鳴りが気になる(聴覚野作動)→眠れない、不安になる、イライラする(大脳辺縁系が作動)→②耳鳴りがさらに気になる→さらに眠れない、さらに不安になる、さらにイライラする→③・・・
と負のスパイラルになってしまうのです。
だから、夜眠れない時に耳鳴りが気になりだすと、余計気になって眠れなくなり、さらに意識が傾くためさらに、耳鳴りが大きく感じてしまい、更に眠れなくなりイライラしてくるのです。耳鳴りのつらさは本人しかわからず他人にはわからないというのが辛いのです。
骨折した、熱がある、というのと『耳鳴りがつらい』とは、同じようにつらい物とは思われないのです。つらい耳鳴りを体験したことない人からすると、耳鳴りくらいと思われてしまうのです。
当院の鍼灸施術では何十年お悩みの耳鳴りでも9割は改善するのです。
西洋医学では、耳鳴りは治らない病気とされてきました。そのため、耳鳴りで悩んでいる患者様は病院をたらい回しで多くの人が困り果ててる状況です。
あなたも「耳鳴りは治らないから」「年のせいだから仕方ないね」「一生付き合っていくしか方法がない」などと医師から言われて来たのではないですか?
でも、その酷い耳鳴りでも当院の鍼灸施術を受けると治る方が94%です。ご安心下さい。
そして、当院にいらっしゃるまでに耳鳴りがどれだけ生活に影響があるか、耳鳴りで何に困っているかを明確にして当院にいらしてください。
次に、耳鳴りが片耳だけに起こる、片方に強く起こるなどの「無難聴性耳鳴り」では、耳鳴りが聞こえる側の顎から首にかけて存在する慢性的な筋緊張に着目します。
筋緊張による慢性的な脳への電気信号が耳鳴りの発症と関連していると考えれているので、その筋緊張を緩めるように鍼施術を行っていきます。
施術の際にはまず、頭痛、首・肩こり、顎関節症・開口障害の有無などに関する問診を行います。
次に、咀嚼筋(下顎神経)と僧帽筋(副神経)など関連痛の領域に手で触れて、触診を行います。
主に触診で、咀嚼筋、僧帽筋、胸鎖乳突筋を押して痛みがある場合には鍼灸施術を行います。 ストレスなどからくる首・肩こり、慢性頭痛に伴う耳鳴り、頭部をぶつけた後、などに発症した耳鳴りにはこうした鍼灸施術の効果が期待できます。
当院で耳鳴りの鍼灸施術をした方のデータは、「完治」61%、「著名に改善」20%、「やや改善」13%と合計94%もの人が耳鳴りを改善しています。
【耳鳴り・難聴体操】
自分で簡単にできるセルフケアとしては、耳を上や後ろにひっぱる「耳ひっぱり」体操もおすすめです。
耳は外耳、中耳、内耳の3つの部分に分けられます。このうち耳の穴から鼓膜までの部分を外耳と呼びます。
その外耳(耳)を上に引っ張ることで、外耳道の垂れ下がりや歪みを改善し、耳の中が広がることで聴力や耳鳴りが改善されていきます。
耳を後ろに引っ張ることで、耳の中耳に3つある耳小骨の1つ「アブミ骨」の動きをつかさどる筋肉「アブミ骨筋」の緊張をほぐす効果が期待されています。
このように聴力が改善される事で耳鳴りに対しても効果が期待されています。
皆さんもぜひ気軽に試してみて下さい。
【耳鳴り・難聴に良い食材】
脳内における聴覚の伝達には、アセチルコリンという神経伝達物質が深く関わっています。
このアセチルコリンを作るのにレシチンという物質が必要になります。つまり、聴力を改善するのにはレシチンが必要になります。
そのレシチンは大豆に多く含まれていります。
耳鳴りでお悩みの方には、レシチンを多く含む食材を多く取ることをおススメします。
食べ物としては枝豆や煮豆、豆腐や納豆、おから、豆乳、きな粉などの大豆食品を多く食べるようにしてみて下さい。
その他にも、近年の研究では耳鳴りは亜鉛、ビタミンB12の不足が大きく関係している事がわかりました。
亜鉛が多い食材は牡蠣、うなぎ、豚肉など。
B12が多い食材は青魚、貝類、海苔など。
医食同源ということわざがあります。食事に気を付けていれば医者いらずです。
つまり、食事に気を付けていれば病気にならないということです。
食事から我々の細胞が造られます。もちろん、有毛細胞も同じです。
症状により異なりますが、施術時間は下記を目安として下さい。
初診時 60~90分程度
※初診時は問診表の記入や初回検査、しっかりとした丁寧な問診を行いますので多めに時間がかかります。
2回目以降 60分程度
場合により上記の目安時間より長くかかることもありますので、お時間には余裕を持って
ご予約下さい。
鍼灸施術を行う際は当院で患者着をご用意しております。
そのため、どのような恰好でいらしていただいても問題ありません。
個室での施術のため、 着替えのスペースもございます。
1回 | \49,500(税抜) |
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